法は、他人の行動変容を促すための重要なツールの1つですけど、法を使ってもなかなか上手くいかないことはたくさんあります。その時にやるべきことは、「自分でやってしまい、成功を見せてあげる」こと。他人が行動を変えるのを待っているよりも、自分で動いてしまいましょう。自分でも動けない場面は、要するに、リスクとリターンが見合っていないために、他人も動けないだけ、かもしれませんよ。
昨日、知人と会ってある話題になったときに、上記のような話が出ました。詳細は書けないのですが、いろいろとインセンティブを付けても誰かにリスクを取らせられないなら、自分でリスクを取ればいい。十分なリターン(リスクに見合うリターン)があるなら、自分で取れないはずはない。リターンがない世界なら、他人でも自分でもリスクを取れないでしょう。それは当たり前のこと。
僕は、リスクを取った学生を応援したいです。最近、リスクを取って頑張った学生がまったく評価されず、ある意味ではとても悲しい結末になったケースがありました。詳しく書けないのが残念ですけど、時間を割き、できる限り協力したのにそれでも何の見返りもない。約因がない約束だったと言えばそれまでかもしれないです。しかしながら、それなら最初から見返りなどない、期待するなとはっきり言えばいいし、見返りが期待できなくなった時点でその旨を話してくれればいい。見返りするかもといいながら結局しないでいろいろお願いしていると、いずれそのお願いは破綻します。結局、誰からも信頼されなくなり、誰からも協力してもらえなくなるでしょう。気付かないでいる間に、です。
リスクを取った学生には、「きっとよいことある」って言ってあげたいです。
よいことが何なのか、それは後のお楽しみ。もう少し待ってください。失礼な人がいるように、ちゃんと見ていて手をさしのべる人も世の中には必ずいますから!