学者というと、名前と顔を出して目立つ仕事ばかりだと思うかもしれませんけど、必ずしもそうではないです。目立たない仕事は、山ほどあります。目立つ仕事を頑張るのは当然ですが、目立たない仕事でも見ている人は結構いますから、しっかりやらないとダメです。
社会人になると、ばれなければいいとか、見られていなければよいというのは通用しなくなります。ある意味で結果がすべて、だからです。チームとして、ある仕事ないし案件の成功は成功、失敗は失敗として共有することになるので、チームの誰かがダメだからその人だけ責めようとしても無駄なのです。結果をよくするために、チームでやるしかないからです。学生のうちは、さぼっていてもばれなきゃいいとか(笑)、見られていないところはどうでもいいと思いますよね。ゼミでも自分の担当回以外は、必要最小限度の努力で済ませて良い単位認定を受けられればよい、というように。
チームの中で上に立つ人は、全体をマネジメントして責任を負うことになります。成功も失敗も受け止めるということです。チームを構成し、成功するように助言したり、必要に応じて指揮命令を行うこともあります。失敗をチームの誰かのせいにしても無駄で、上に立つ人が昇進などを犠牲にして責任を取るのが普通(そうでない会社や上司もいますけど(笑))。
働くときのメカニズムは意外と単純ですが、学生のうちはなかなか理解できないですよね。目立たない仕事でも、周りの人は見ています。会社に入ったら、(優秀な)上司は、必ずどんなに地味な仕事でも仕事ぶりを評価します。地味な仕事でも、ある程度はチームに貢献しているはずなので。学生のうちにさっさとメカニズムを理解して、就活に臨めたら相当強いですよ!