2020年5月5日火曜日

麒麟は来ない?ーいや、たぶん来る

麒麟が来る、面白いですね。平らかな世が来るといいですね。
でも、人任せにしていても麒麟は来ない。それを痛感しています。ドラマを見ながら。

何のために法学部にいて、法律を学ぶ?麒麟を招くためじゃない。自分のために学びます。当然そう。自分のために法律を使えないヒトは、みんなのために、誰かのために使えるわけないでしょ

第一回目のゼミ、プレゼミを終えました。プレゼミ生や、はじめて僕のゼミを体験する3年生にとっては、驚きかもしれない。別に判例や学説の勉強をするわけじゃないから。生の事件を僕らなりに斬る。初めて経験する人もいるはず。僕は、アメリカのロースクールで体験しました。衝撃でした。暗記じゃない、生の学問がそこにあったから、凄く面白かったのを今でも覚えています。

1時間半の時間、グループごとに必死に考えてプレゼンに落とし込んでみる。時間足りないとかありえない。長すぎるくらい。危機は待ってくれないし、一瞬一瞬が勝負。そういう訓練を15回したら、就活の面接は怖くなくなる。自分らしい内容でプレゼンし、相手と話せるようになる。僕にとっての「麒麟」はそれかな。それで皆の夢が叶えば一番いい。仮に叶わなくても、夢に近づく助けになれればそれだけでいい。

楽しい法学って何だろう。僕にとっては武器になる、役に立つ法学だと信じて止まない。正義はたくさんあるから、どの正義でも実現できるような腕を、知性を身に着けてほしい。そこに大学は関係ないのだから。

(A photo taken at Ginza area, where few person existed in May 2020)