本気を出して負けると悲しいし辛いから、ヒトは全力を出し切れないことがあります。授業もゼミもそう。全力を出して上手くいかなければ、凹みますからね。なら、最初から8割ないし7割で臨む。そういうやり方もあるのかもしれない。恋愛は特にそう。振られたら、傷つくし(笑)。
皆からすれば、講義やゼミに上手いや下手なんてないのかもしれない。そんなのどうでもよくて、単位を取れて、友だちと一緒に楽しければOKなんだろうな、とも思う(笑)。それでも、これは僕の「売り物」なんです。研究してればいいんじゃなくて、お金貰って提供している以上、一定水準以上で、満足してもらいたいとは思うし、他の誰より上手くやりたい、そう思っています。無駄な努力なのはわかっていても、ね(笑)。
オンライン講義のテストを終えて、ようやく、青学でも講義がはじまりますね。ワクワクする一方、上手くできるのか不安もあります。もちろん、他大ではすでにオンライン講義がはじまっていて、そういう意味での緊張はないんですけどね。
プレゼンもそう。最初から全力を出せないと、相手を知り、戦略を練ってきてもぜんぶ無駄。現場がすべて。準備が良くてもぜんぜん意味はない。It's a showtime! その場を楽しめるくらい、全力で臨めるように訓練しませんか?感情を移入して、目的のために話す。そうすると、棒読みには決してならない。プレゼンは、セリフの読み上げじゃないんです。伝えたいことを伝え、理解してもらい、できたら自分の側に振り向いてもらう。自分に有利な結論を選んでもらうプロセス。一方的なものじゃなくて、間合いがある。(実は、講義やゼミも同じで、毎回、毎年同じようにやろうとしてもできないんです。)
法学部では、この中に法的なパズルが加わる。どうやったら法的な理論構成やエビデンスで相手を納得させられるのか、そういう視点が加わるから、他学部よりも一段上のプレゼンになるし、面白いんだけどな。とくに、リスクがある世界の話ではなおさらそう。普通のプレゼンは、どこの学部でもやるけどね。
青学では5/4が、僕にとっての初授業。それまでには、全力で臨めるように、準備しておきます。