2018年9月24日月曜日

オープンゼミは、学生に選んで貰うための場ー選考するのではなく、学生に選ばれるゼミに

昨夕、青山学院大学同窓祭 スペシャル チャリティー ステージ「朗読劇クリスマスキャロル」を観劇しました。僕は、はじめて同窓祭に参加し、青学を愛してくれている方々の多さに驚きました。そして、朗読劇は感動に溢れていたように思います。「お金」だけで計れない「幸せ」や「幸福」、どこかにあるのかもな、と改めて思いました。僕の
講義やゼミでも、少しでも感動を与えられたらいいな、と心から思った次第です。何より、講義に来たい、ゼミに来たい、そう思って貰えるようになりたいです。

オープンゼミが開かれますね。来週(10月1日)と再来週(10月8日)の月曜日です。もし来てくれた学生には、僕のゼミを実際に体験して欲しいと思います。いわば、90分勝負の「リーガル・エンターテイメント」(笑)。

個別ガイダンスから、オープンゼミに実際に足を運んでくれる学生は、凄く減ると思います。僕は、「数」ではぜったい勝負できません。実定法の学者でもないし(笑)、歴史の浅い弱小ゼミなのだから。僕が勝負できるとすれば、「満足感」とか、「質」かな。皆で考え、皆で議論し、皆でプレゼンする。90分がいかにあっという間か、改めて知るでしょう。答えのない法律問題を考える楽しさ、今まで習った内容を駆使して、既存の意見よりも望ましい、優れた意見を競わせる楽しさを実感して欲しいのです。

僕は、ゼミの選考って、「僕が誰かを選ぶ」というより、僕のゼミを含めて「適切なゼミを2年生に選んで貰うためのプロセス」、そう割り切っています。僕のゼミは、やっぱり特殊。凄く特殊です。リスクを取れない学生には、たぶん、楽しさは分からない。どんなリスクなのか、どんな仲間がいるのか、僕がどんな話をするのか、全部含めて選んで貰いたい、そう思っています。

ゼミの選考は就活に似ている、そう書きました。そして、就活は「お見合い」とも称されます。お見合いということは、どちらかが別のヒトを選ぶのではなく、どちらも選び選ばれる関係、ということです。そこでは、やっぱり謙虚さが大事なんじゃないかな。僕は、というか僕のゼミは、積極的に選べるゼミじゃない。医療という特殊な領域だし(笑)、やり方も他のゼミと違うし、何より、僕は研究者っぽくないので。

オープンゼミでは、僕のゼミ生(3年生)と、一緒に存分に楽しんで帰って欲しいです。楽しめるように、僕は最善を尽くします。ゼミ生が、僕のゼミを体現していると思いますから、その人たちの近くで、同じ内容にチャレンジしてみてください!きっとゼミ生も、
皆さんと必死に、楽しく考えてプレゼンしてくれると思います。オープンゼミを通じて、皆さんの中に満足感や感動を少しでも生み出せたら、最後の最後に選ばれなくても、僕はいいな。それは結局、「縁」がないということなので。

あと1週間。僕は、僕なりにどんなネタで皆さんと楽しめるか、一生懸命考えてみます。
僕の勝負は、「質」。ひとりひとりの参加者のために、全力で臨みます。どうぞ宜しくお願いします。