2018年9月22日土曜日

演習個別ガイダンスに寄せてーフィットする、自分が輝けるゼミに出会えますように

今日は、演習個別ガイダンスですね。あいにくの天気ですが、もしよかったら、僕のゼミのブースにも是非、足を運んでください。ほんの数分でも、ゼミの雰囲気を直に感じてもらえたら嬉しいです。前半はゼミ生だけ、後半はゼミ生と僕で担当いたします。楽しめるように、ゼミの一同、最大限努力いたします。

演習は、履修してもしなくてもよいのですが、僕は履修した方がよいと思っています。学部生の頃、演習をいくつか履修しましたけど、その時の知識や経験は今でも役立っているからです。1年生の頃は、民法ゼミと国際法のゼミに入りました。前者では、労災やセクハラ事件を中心に、校舎ではコソボ空爆を巡る国際司法裁判所の管轄などを扱ったように記憶しています。もう二十年近く前のことなのに、鮮明に覚えているんです(笑)。

個別ガイダンスでは、オープンゼミや授業では感じられないゼミの雰囲気を感じてもらい、自分がこのゼミにフィットするのかどうか、自分がゼミに貢献したり、逆に自分がゼミのおかげで輝けるのかを確認するための時間を提供します。僕のゼミに応募を集めたいとかではなく、多くの学生にゼミのことを十分に知ってもらい、あくまでもしよかったら応募してもらいたい、そう思っています。「楽」だからとか、「コンパが楽しそう」とか、そういう理由で応募するのもありですが、僕のゼミの本質はそこにはないです(笑)。2年間で90分×15回×2(前後期)のゼミを通じ、優秀なヒトはさらに優秀に、そうでないヒトも「法」を駆使して生きていけるように、魅力的なプレゼンをできるようにします。究極的には、将来、自分が活躍したい世界で活躍してもらいたいと考えています。

医療と法は、最先端な領域の1つなので、さまざまな法律問題を扱うことができます。憲法、民法、刑法、そして各種行政法、製品やサービスに関連して知財法などを扱います。ぜんぶ嫌いなヒトは仕方ないですけど、どれか1つくらいは得意ですよね(笑)。

また、医療と法は、法律が嫌いなヒトにもおすすめです。医療と法のゼミにおいては、新しい立法をするかどうか、という論点が必ず含まれます。要するに、「政治」の話もするってことです。法解釈で片付かないなら、立法に頼らざるを得ないので、どのような立法をするのが望ましいかとか、どんな立法なら国民の支持を受けやすいのか、というようなアプローチもします。法律も政治もどちらも嫌い、というヒトは法学部では稀なので、きっと楽しめると思います。

最後に、これが僕のゼミの真髄ですけど、僕のゼミでは結果を重視します。たくさん議論したり、長々と調べて長いレジュメを用意するのではなく、その場で調べた内容をまとめて、短いメモを作成し、プレゼンの形で具体化してもらう訓練をします。他のゼミと決定的に違うのはここです。否応にも、皆と話しますし、皆の前で発言することになります。卒業するころには、1分間のピッチやプレゼンなんて、ぜんぜん怖くなくなります。むしろ、楽しくなるはずです。

いろいろと書いてしまいましたが、僕のゼミを一言で表現するなら、それは「華麗なるギャッツビー」のパーティのシーンに近いかな。ゼミ生は個性あふれる学生ばかりで、パーティで一緒に楽しんでいる。目的や楽しみ方はゼミ生次第。でも、そのパーティはどこにもない自由なパーティで、どんなパーティより楽しい。皆さんにも、そのパーティに参加して貰えたら嬉しいです(こんな説明より、ゼミの広報担当が作ったムービーの方が、きっとよりよく僕のゼミを表現していると思いますけど)。

長々と書いてしまいましたが、演習個別ガイダンスを是非楽しんでください。