昨日は、あいにくの天候の中、演習個別ガイダンスにお越しいただき、本当にありがとうございました。ここで数を挙げることはしませんけど、本当にたくさんの2年生が会場に来てくれました。心よりお礼申し上げます。ガイダンスを企画運営してくれたゼミ生有志にも、厚くお礼申し上げます。
演習選びは、正直、相当難しいですね。そもそも、必ず採用されるかどうか、そこから考えたら、選ぶというより安全策に流されてしまう。僕は、演習選びって「就活」に似ている気がします。僕は、図らずも人生で2回、皆さんが経験するであろう就活をしています。学部生の頃と、博士課程の学生の頃です。だから、申し込んでも選ばれない経験をたくさんして、今に至っています(笑)。演習は人生を決めるほど大きな決断ではないですけど、選び方は就活に似ているように思います。
まず、入りたいゼミを探さないといけませんね。個別ガイダンス、知り合いの先輩や同期、先生などから情報を収集して、どこが良さそうか、考えてみてください。そこでは、楽かどうかも大事でしょうけど(笑)、自分がゼミにフィットするのか、ゼミから何かを得たり、ゼミに何かの部分で貢献できるのか、そういう視点が必要です。
(現時点でフィットしていなくても、貢献できるものがなくても、これから数週間で自分が変われるなら、ぜんぜん構わないと思います。フィットしていなくて、得るものが少なくて貢献できる点もないなら、やはり、別なゼミを選んだ方がよいと思います。)
次に、もっと具体的に、直接的に情報を得るというか、ゼミを体験する機会を得た方がいいですね。よさそうというのは、あくまで表面的に得られた情報に基づいた感覚、でしかないので、それを確信に変えないといけません。オープンゼミが一番よいプロセスですが、それ以外にも、個別ガイダンスで知り合った先輩と話してみる、SNSで相談するとか、さまざまなアプローチがあり得ます。就活でいえば、OBOG訪問とか、インターンを通じてリクルーター選考に載せてもらう、というのと同じ。
(ちなみに、このタイミングだけでなくすべてのプロセスで重要なのは、自分が相手を知るだけではなく、相手に自分の良さ、本気さを伝えるということです。どうしてもこのゼミじゃないとダメな理由、ゼミに入ったら何を実現するのか、そういう点を相手方に伝えることも大事です。相互のコミュニケーションで、採用したい、採用されたいというのが
お互いに伝わると、採用されやすくなると思います。)
やれることをやったうえで、最後は申し込みをどこにするか、です。最後の最後で浮気するもあり。逆に、玉砕覚悟で第一志望に挑むもよし。そのあとは、面接が待っています。
たくさん書きましたけど、就活の練習のつもりで頑張ってみてはどうか、というのが僕の助言です。スタートは、相手が採用したいのはどんなヒトか、そして自分がそれに適っているのか、そこです。採用したいヒトってどんなヒトだろう。2年生のすぐ近くにいますよね。
出会いはすべてが縁で、一期一会。
僕も、先入観なしに選考に臨みたいと思います。
どうか最高のゼミに入られますように。