雨の中、そして貴重な週末に、上記講義に参加してくれた学生には心よりお礼申し上げます。単位にもならず、お金にもならない講義なのに、皆、真面目にシンギュラリティに近づいた場合の契約について一緒に考え、議論してくれました。
最先端の内容を一緒に、一生懸命に学べる機会に、どこの大学かなんてあまり関係ないです。ただひたすらに、真摯に勉強してみようという学生と一緒に90分過ごせたのは、僕にとっても貴重でした。
来月、またお目に係れるのを楽しみにしています。
もちろん、今日お目に係れなかった人でも、新たに一緒に勉強できるのを楽しみにしています。
今日は、本当にお疲れ様でした。そして、時間を割いてくださり、本当にありがとうございました。
This blog is mainly providing useful information to students who are interested in the seminar on law and policy in healthcare.
2018年9月29日土曜日
オープンゼミ1回目に寄せてー法学は暗記ではなく、実はカッコいい実学
オープンゼミまで、あと2日間ですね。台風の影響次第では、参加できない学生も出てくるかもしれません。お天気には勝てませんから、祈るばかりです。どうか、東京を含めて日本全土に大きな被害をもたらしませんように。
今学期の二週目が終わりました。あっという間でした。後期は、前期以上に講義の負担が大きく、ほとんど考える時間がないのですが、「法と経済」の改革にはほんの少し、手ごたえを感じています。まだ道半ばですけど、この調子で最後まで走れたら、今までにない講義になると思います。
今日の本題は、オープンゼミ。オープンゼミでは、2年生に普段のゼミに加わってもらいたいと考えています。近くから眺めるだけではなく、実際にゼミを味わってもらいたいからです。そのため、ゼミの公式ツイッターアカウントでは「途中の入退室禁止」と謳われていますね。禁止、というほど強いものではないですが、僕は、せっかく来てもらえるなら、観てるだけじゃつまらないし、観ているだけでは僕のゼミをきっと理解して貰えない、と思うのです。オープンゼミは、普段の様子を観て、感じてもらう機会ですが、どのゼミでも当然、ある程度の「お化粧」が施されます。だって、ゼミが2年生に評価される場になるわけですから、少しでも綺麗に、美しく、輝かしく見せたいでしょう(笑)。誰だって綺麗に見せたいはず。でも、僕は、ゼミの「素」を、「ありのままの姿」を、2年生に実感してもらうアプローチを採用してきました。できれば、最初から最後まで、実際にゼミに参加してみてください。何人いらっしゃるかわからないですけど、誰でも大歓迎です。2年生を交えて、現ゼミ生がうまく議論し、プレゼンまで導いてくれると信じています(期待し過ぎ、かもしれないけど)。
法学は暗記ではなく、実はカッコいい実学です。純粋な学問ではないかもしれないけど、だからこそ、社会で有用な役割を果たし続けることができる学問です。今回のオープンゼミでは、ニュースで扱われた最新の事例を使って、さらにその先まで考え、解決策を提案してもらいたいと考えています。ニュースでは、事例は紹介されても、法的根拠が明示されることはほとんどなく、「今」が語られます。僕らは、その法的根拠を探し、さらに優れた方法を模索し、別な法的な道具の利用可能性も見出します。行政法、民法、刑法、そして当然ながら、憲法の知識も駆使します。答えはない、というか1つではないです。よりより答えをチームで競います。そして、いずれ、僕らが捜した答えのいくつかが、現実に社会で採用され、使われ、社会を変容させていくことになります。そんな、未来志向の法律問題、皆さんは扱ったことがありますか?講義では、ほとんど扱わないでしょう。僕のゼミでは、普段から、未来志向の法律問題を扱います。法解釈、新しい立法や委任立法、ガイドラインなどの道具を駆使して、未来を創り出す法学の勉強をしているのです。
僕のゼミでは、何度も何度も書いていますが、アウトプットを大事にしています。どんなによいアイディアを見つけても、ヒトに伝わらなければ、説得力がなければ無意味です。皆で議論した内容を、分かりやすく2分でプレゼンしてもらいます。どんなにアイディアが大きくても、複雑でも、長々としていても、2分にまとめられないなら意味はない、そう思います。
一度でもゼミに出たら、きっと、法学部って面白い、法学を学べる、使えるってカッコいい、そう思えるはずです。リーガル・エンターテインメントという表現は、かなり強い表現ですけど(笑)、合う人にはきっと理解して貰えると思います。暗記じゃなく、クリエイティブな考えや議論から、新しい未来を生み出せるゼミに、是非一度、足を運んでみてください。皆さんとお目にかかれるのをゼミの関係者一同、心から楽しみにしています。
今学期の二週目が終わりました。あっという間でした。後期は、前期以上に講義の負担が大きく、ほとんど考える時間がないのですが、「法と経済」の改革にはほんの少し、手ごたえを感じています。まだ道半ばですけど、この調子で最後まで走れたら、今までにない講義になると思います。
今日の本題は、オープンゼミ。オープンゼミでは、2年生に普段のゼミに加わってもらいたいと考えています。近くから眺めるだけではなく、実際にゼミを味わってもらいたいからです。そのため、ゼミの公式ツイッターアカウントでは「途中の入退室禁止」と謳われていますね。禁止、というほど強いものではないですが、僕は、せっかく来てもらえるなら、観てるだけじゃつまらないし、観ているだけでは僕のゼミをきっと理解して貰えない、と思うのです。オープンゼミは、普段の様子を観て、感じてもらう機会ですが、どのゼミでも当然、ある程度の「お化粧」が施されます。だって、ゼミが2年生に評価される場になるわけですから、少しでも綺麗に、美しく、輝かしく見せたいでしょう(笑)。誰だって綺麗に見せたいはず。でも、僕は、ゼミの「素」を、「ありのままの姿」を、2年生に実感してもらうアプローチを採用してきました。できれば、最初から最後まで、実際にゼミに参加してみてください。何人いらっしゃるかわからないですけど、誰でも大歓迎です。2年生を交えて、現ゼミ生がうまく議論し、プレゼンまで導いてくれると信じています(期待し過ぎ、かもしれないけど)。
法学は暗記ではなく、実はカッコいい実学です。純粋な学問ではないかもしれないけど、だからこそ、社会で有用な役割を果たし続けることができる学問です。今回のオープンゼミでは、ニュースで扱われた最新の事例を使って、さらにその先まで考え、解決策を提案してもらいたいと考えています。ニュースでは、事例は紹介されても、法的根拠が明示されることはほとんどなく、「今」が語られます。僕らは、その法的根拠を探し、さらに優れた方法を模索し、別な法的な道具の利用可能性も見出します。行政法、民法、刑法、そして当然ながら、憲法の知識も駆使します。答えはない、というか1つではないです。よりより答えをチームで競います。そして、いずれ、僕らが捜した答えのいくつかが、現実に社会で採用され、使われ、社会を変容させていくことになります。そんな、未来志向の法律問題、皆さんは扱ったことがありますか?講義では、ほとんど扱わないでしょう。僕のゼミでは、普段から、未来志向の法律問題を扱います。法解釈、新しい立法や委任立法、ガイドラインなどの道具を駆使して、未来を創り出す法学の勉強をしているのです。
僕のゼミでは、何度も何度も書いていますが、アウトプットを大事にしています。どんなによいアイディアを見つけても、ヒトに伝わらなければ、説得力がなければ無意味です。皆で議論した内容を、分かりやすく2分でプレゼンしてもらいます。どんなにアイディアが大きくても、複雑でも、長々としていても、2分にまとめられないなら意味はない、そう思います。
一度でもゼミに出たら、きっと、法学部って面白い、法学を学べる、使えるってカッコいい、そう思えるはずです。リーガル・エンターテインメントという表現は、かなり強い表現ですけど(笑)、合う人にはきっと理解して貰えると思います。暗記じゃなく、クリエイティブな考えや議論から、新しい未来を生み出せるゼミに、是非一度、足を運んでみてください。皆さんとお目にかかれるのをゼミの関係者一同、心から楽しみにしています。
(Photos taken in Sep., 2018, at Jindai Botanical Park, Chofu, Tokyo, JAPAN)
2018年9月24日月曜日
オープンゼミは、学生に選んで貰うための場ー選考するのではなく、学生に選ばれるゼミに
昨夕、青山学院大学同窓祭 スペシャル チャリティー ステージ「朗読劇クリスマスキャロル」を観劇しました。僕は、はじめて同窓祭に参加し、青学を愛してくれている方々の多さに驚きました。そして、朗読劇は感動に溢れていたように思います。「お金」だけで計れない「幸せ」や「幸福」、どこかにあるのかもな、と改めて思いました。僕の
講義やゼミでも、少しでも感動を与えられたらいいな、と心から思った次第です。何より、講義に来たい、ゼミに来たい、そう思って貰えるようになりたいです。
オープンゼミが開かれますね。来週(10月1日)と再来週(10月8日)の月曜日です。もし来てくれた学生には、僕のゼミを実際に体験して欲しいと思います。いわば、90分勝負の「リーガル・エンターテイメント」(笑)。
個別ガイダンスから、オープンゼミに実際に足を運んでくれる学生は、凄く減ると思います。僕は、「数」ではぜったい勝負できません。実定法の学者でもないし(笑)、歴史の浅い弱小ゼミなのだから。僕が勝負できるとすれば、「満足感」とか、「質」かな。皆で考え、皆で議論し、皆でプレゼンする。90分がいかにあっという間か、改めて知るでしょう。答えのない法律問題を考える楽しさ、今まで習った内容を駆使して、既存の意見よりも望ましい、優れた意見を競わせる楽しさを実感して欲しいのです。
僕は、ゼミの選考って、「僕が誰かを選ぶ」というより、僕のゼミを含めて「適切なゼミを2年生に選んで貰うためのプロセス」、そう割り切っています。僕のゼミは、やっぱり特殊。凄く特殊です。リスクを取れない学生には、たぶん、楽しさは分からない。どんなリスクなのか、どんな仲間がいるのか、僕がどんな話をするのか、全部含めて選んで貰いたい、そう思っています。
ゼミの選考は就活に似ている、そう書きました。そして、就活は「お見合い」とも称されます。お見合いということは、どちらかが別のヒトを選ぶのではなく、どちらも選び選ばれる関係、ということです。そこでは、やっぱり謙虚さが大事なんじゃないかな。僕は、というか僕のゼミは、積極的に選べるゼミじゃない。医療という特殊な領域だし(笑)、やり方も他のゼミと違うし、何より、僕は研究者っぽくないので。
オープンゼミでは、僕のゼミ生(3年生)と、一緒に存分に楽しんで帰って欲しいです。楽しめるように、僕は最善を尽くします。ゼミ生が、僕のゼミを体現していると思いますから、その人たちの近くで、同じ内容にチャレンジしてみてください!きっとゼミ生も、
皆さんと必死に、楽しく考えてプレゼンしてくれると思います。オープンゼミを通じて、皆さんの中に満足感や感動を少しでも生み出せたら、最後の最後に選ばれなくても、僕はいいな。それは結局、「縁」がないということなので。
あと1週間。僕は、僕なりにどんなネタで皆さんと楽しめるか、一生懸命考えてみます。
僕の勝負は、「質」。ひとりひとりの参加者のために、全力で臨みます。どうぞ宜しくお願いします。
2018年9月23日日曜日
2018年度後期の講義のテーマー事例から考える力
夏休みが終わり、後期の授業がはじまってしまいましたね。。。はじまってしまった、という感じです。もう少し休んでいたかったな、と思いますけど、仕事ですからね。頑張りましょう。
僕の今学期のテーマは、「事例から考える力」です。法学部にいると、条文から入る癖がつきますが、それはよい面と悪い面があります(いや、条文を読まない学生が大半かもね(笑))。根拠法令を探し、その条文自体を確認するのは大事ですし、極めて重要です。でも、当てはめて答えを得たら終わり、そう考えがちになりませんか?本当は結論としておかしくても、「だって法令に従うと仕方ない、これしかない」っていう回答をよく聞きます。結果が「変」なら、やはりどこかが間違っているのかもしれない。そういう感覚を大事にして欲しいのです。そのような鋭敏な感覚を養うには、条文だけでなく事例(ケース)を大事にするのがよいと思います。生の事案には、ヒトの人生や生命が関わってきます。まあ、仕方ないとか言ってられない世界がそこにはあります。どちらかの代理人ないし当事者の気持ちになって、ケースを読み直して考えてみましょう。
アメリカのロースクールで教えられたことの中で、今でも鮮明に覚えていることの1つは、ケースを読んだら、「Reasonable or not」と「fair or not」を常に意識せよ、ということです。日本で判例を読むときには、基本的にただ「覚える」だけですよね。特に、最高裁判決ならばなおさらそうです。でも、地裁判決でも批判的に分析せよ、とその教授は言うわけです。本当にこのケースの判旨は合理的なのか、合理的だとして判旨をこのケースに適用して果たしてフェアなのかどうか。このように批判的に分析して、もし結論が変だと思うなら、判旨を徹底的に叩く理由付けを考えられなければ、学生はロースクールを出ても意味はない。そこまで言われた記憶があります。クライアントのために法を駆使するのが弁護士なのだから、ケースを読み、分析し、過去の先例に照らして判旨が合理的なのか、判旨を本件に適用してフェアなのか、事実の特殊性を考慮してもこの結論に本当になるのかどうか、今一度考えよ、という教授の言葉は、今でも胸に焼き付いています
事例から考える力、皆さんにもほんの少しでも身につけて貰えたらな。
世界が違って見えるはずです。法の世界だけじゃなく、周りの世界すべてが。
僕の今学期のテーマは、「事例から考える力」です。法学部にいると、条文から入る癖がつきますが、それはよい面と悪い面があります(いや、条文を読まない学生が大半かもね(笑))。根拠法令を探し、その条文自体を確認するのは大事ですし、極めて重要です。でも、当てはめて答えを得たら終わり、そう考えがちになりませんか?本当は結論としておかしくても、「だって法令に従うと仕方ない、これしかない」っていう回答をよく聞きます。結果が「変」なら、やはりどこかが間違っているのかもしれない。そういう感覚を大事にして欲しいのです。そのような鋭敏な感覚を養うには、条文だけでなく事例(ケース)を大事にするのがよいと思います。生の事案には、ヒトの人生や生命が関わってきます。まあ、仕方ないとか言ってられない世界がそこにはあります。どちらかの代理人ないし当事者の気持ちになって、ケースを読み直して考えてみましょう。
アメリカのロースクールで教えられたことの中で、今でも鮮明に覚えていることの1つは、ケースを読んだら、「Reasonable or not」と「fair or not」を常に意識せよ、ということです。日本で判例を読むときには、基本的にただ「覚える」だけですよね。特に、最高裁判決ならばなおさらそうです。でも、地裁判決でも批判的に分析せよ、とその教授は言うわけです。本当にこのケースの判旨は合理的なのか、合理的だとして判旨をこのケースに適用して果たしてフェアなのかどうか。このように批判的に分析して、もし結論が変だと思うなら、判旨を徹底的に叩く理由付けを考えられなければ、学生はロースクールを出ても意味はない。そこまで言われた記憶があります。クライアントのために法を駆使するのが弁護士なのだから、ケースを読み、分析し、過去の先例に照らして判旨が合理的なのか、判旨を本件に適用してフェアなのか、事実の特殊性を考慮してもこの結論に本当になるのかどうか、今一度考えよ、という教授の言葉は、今でも胸に焼き付いています
事例から考える力、皆さんにもほんの少しでも身につけて貰えたらな。
世界が違って見えるはずです。法の世界だけじゃなく、周りの世界すべてが。
演習選びは就活に似ている?ー演習個別ガイダンスを終えて
昨日は、あいにくの天候の中、演習個別ガイダンスにお越しいただき、本当にありがとうございました。ここで数を挙げることはしませんけど、本当にたくさんの2年生が会場に来てくれました。心よりお礼申し上げます。ガイダンスを企画運営してくれたゼミ生有志にも、厚くお礼申し上げます。
演習選びは、正直、相当難しいですね。そもそも、必ず採用されるかどうか、そこから考えたら、選ぶというより安全策に流されてしまう。僕は、演習選びって「就活」に似ている気がします。僕は、図らずも人生で2回、皆さんが経験するであろう就活をしています。学部生の頃と、博士課程の学生の頃です。だから、申し込んでも選ばれない経験をたくさんして、今に至っています(笑)。演習は人生を決めるほど大きな決断ではないですけど、選び方は就活に似ているように思います。
まず、入りたいゼミを探さないといけませんね。個別ガイダンス、知り合いの先輩や同期、先生などから情報を収集して、どこが良さそうか、考えてみてください。そこでは、楽かどうかも大事でしょうけど(笑)、自分がゼミにフィットするのか、ゼミから何かを得たり、ゼミに何かの部分で貢献できるのか、そういう視点が必要です。
(現時点でフィットしていなくても、貢献できるものがなくても、これから数週間で自分が変われるなら、ぜんぜん構わないと思います。フィットしていなくて、得るものが少なくて貢献できる点もないなら、やはり、別なゼミを選んだ方がよいと思います。)
次に、もっと具体的に、直接的に情報を得るというか、ゼミを体験する機会を得た方がいいですね。よさそうというのは、あくまで表面的に得られた情報に基づいた感覚、でしかないので、それを確信に変えないといけません。オープンゼミが一番よいプロセスですが、それ以外にも、個別ガイダンスで知り合った先輩と話してみる、SNSで相談するとか、さまざまなアプローチがあり得ます。就活でいえば、OBOG訪問とか、インターンを通じてリクルーター選考に載せてもらう、というのと同じ。
(ちなみに、このタイミングだけでなくすべてのプロセスで重要なのは、自分が相手を知るだけではなく、相手に自分の良さ、本気さを伝えるということです。どうしてもこのゼミじゃないとダメな理由、ゼミに入ったら何を実現するのか、そういう点を相手方に伝えることも大事です。相互のコミュニケーションで、採用したい、採用されたいというのが
お互いに伝わると、採用されやすくなると思います。)
やれることをやったうえで、最後は申し込みをどこにするか、です。最後の最後で浮気するもあり。逆に、玉砕覚悟で第一志望に挑むもよし。そのあとは、面接が待っています。
たくさん書きましたけど、就活の練習のつもりで頑張ってみてはどうか、というのが僕の助言です。スタートは、相手が採用したいのはどんなヒトか、そして自分がそれに適っているのか、そこです。採用したいヒトってどんなヒトだろう。2年生のすぐ近くにいますよね。
出会いはすべてが縁で、一期一会。
僕も、先入観なしに選考に臨みたいと思います。
どうか最高のゼミに入られますように。
演習選びは、正直、相当難しいですね。そもそも、必ず採用されるかどうか、そこから考えたら、選ぶというより安全策に流されてしまう。僕は、演習選びって「就活」に似ている気がします。僕は、図らずも人生で2回、皆さんが経験するであろう就活をしています。学部生の頃と、博士課程の学生の頃です。だから、申し込んでも選ばれない経験をたくさんして、今に至っています(笑)。演習は人生を決めるほど大きな決断ではないですけど、選び方は就活に似ているように思います。
まず、入りたいゼミを探さないといけませんね。個別ガイダンス、知り合いの先輩や同期、先生などから情報を収集して、どこが良さそうか、考えてみてください。そこでは、楽かどうかも大事でしょうけど(笑)、自分がゼミにフィットするのか、ゼミから何かを得たり、ゼミに何かの部分で貢献できるのか、そういう視点が必要です。
(現時点でフィットしていなくても、貢献できるものがなくても、これから数週間で自分が変われるなら、ぜんぜん構わないと思います。フィットしていなくて、得るものが少なくて貢献できる点もないなら、やはり、別なゼミを選んだ方がよいと思います。)
次に、もっと具体的に、直接的に情報を得るというか、ゼミを体験する機会を得た方がいいですね。よさそうというのは、あくまで表面的に得られた情報に基づいた感覚、でしかないので、それを確信に変えないといけません。オープンゼミが一番よいプロセスですが、それ以外にも、個別ガイダンスで知り合った先輩と話してみる、SNSで相談するとか、さまざまなアプローチがあり得ます。就活でいえば、OBOG訪問とか、インターンを通じてリクルーター選考に載せてもらう、というのと同じ。
(ちなみに、このタイミングだけでなくすべてのプロセスで重要なのは、自分が相手を知るだけではなく、相手に自分の良さ、本気さを伝えるということです。どうしてもこのゼミじゃないとダメな理由、ゼミに入ったら何を実現するのか、そういう点を相手方に伝えることも大事です。相互のコミュニケーションで、採用したい、採用されたいというのが
お互いに伝わると、採用されやすくなると思います。)
やれることをやったうえで、最後は申し込みをどこにするか、です。最後の最後で浮気するもあり。逆に、玉砕覚悟で第一志望に挑むもよし。そのあとは、面接が待っています。
たくさん書きましたけど、就活の練習のつもりで頑張ってみてはどうか、というのが僕の助言です。スタートは、相手が採用したいのはどんなヒトか、そして自分がそれに適っているのか、そこです。採用したいヒトってどんなヒトだろう。2年生のすぐ近くにいますよね。
出会いはすべてが縁で、一期一会。
僕も、先入観なしに選考に臨みたいと思います。
どうか最高のゼミに入られますように。
2018年9月22日土曜日
演習個別ガイダンスに寄せてーフィットする、自分が輝けるゼミに出会えますように
今日は、演習個別ガイダンスですね。あいにくの天気ですが、もしよかったら、僕のゼミのブースにも是非、足を運んでください。ほんの数分でも、ゼミの雰囲気を直に感じてもらえたら嬉しいです。前半はゼミ生だけ、後半はゼミ生と僕で担当いたします。楽しめるように、ゼミの一同、最大限努力いたします。
演習は、履修してもしなくてもよいのですが、僕は履修した方がよいと思っています。学部生の頃、演習をいくつか履修しましたけど、その時の知識や経験は今でも役立っているからです。1年生の頃は、民法ゼミと国際法のゼミに入りました。前者では、労災やセクハラ事件を中心に、校舎ではコソボ空爆を巡る国際司法裁判所の管轄などを扱ったように記憶しています。もう二十年近く前のことなのに、鮮明に覚えているんです(笑)。
個別ガイダンスでは、オープンゼミや授業では感じられないゼミの雰囲気を感じてもらい、自分がこのゼミにフィットするのかどうか、自分がゼミに貢献したり、逆に自分がゼミのおかげで輝けるのかを確認するための時間を提供します。僕のゼミに応募を集めたいとかではなく、多くの学生にゼミのことを十分に知ってもらい、あくまでもしよかったら応募してもらいたい、そう思っています。「楽」だからとか、「コンパが楽しそう」とか、そういう理由で応募するのもありですが、僕のゼミの本質はそこにはないです(笑)。2年間で90分×15回×2(前後期)のゼミを通じ、優秀なヒトはさらに優秀に、そうでないヒトも「法」を駆使して生きていけるように、魅力的なプレゼンをできるようにします。究極的には、将来、自分が活躍したい世界で活躍してもらいたいと考えています。
医療と法は、最先端な領域の1つなので、さまざまな法律問題を扱うことができます。憲法、民法、刑法、そして各種行政法、製品やサービスに関連して知財法などを扱います。ぜんぶ嫌いなヒトは仕方ないですけど、どれか1つくらいは得意ですよね(笑)。
また、医療と法は、法律が嫌いなヒトにもおすすめです。医療と法のゼミにおいては、新しい立法をするかどうか、という論点が必ず含まれます。要するに、「政治」の話もするってことです。法解釈で片付かないなら、立法に頼らざるを得ないので、どのような立法をするのが望ましいかとか、どんな立法なら国民の支持を受けやすいのか、というようなアプローチもします。法律も政治もどちらも嫌い、というヒトは法学部では稀なので、きっと楽しめると思います。
最後に、これが僕のゼミの真髄ですけど、僕のゼミでは結果を重視します。たくさん議論したり、長々と調べて長いレジュメを用意するのではなく、その場で調べた内容をまとめて、短いメモを作成し、プレゼンの形で具体化してもらう訓練をします。他のゼミと決定的に違うのはここです。否応にも、皆と話しますし、皆の前で発言することになります。卒業するころには、1分間のピッチやプレゼンなんて、ぜんぜん怖くなくなります。むしろ、楽しくなるはずです。
いろいろと書いてしまいましたが、僕のゼミを一言で表現するなら、それは「華麗なるギャッツビー」のパーティのシーンに近いかな。ゼミ生は個性あふれる学生ばかりで、パーティで一緒に楽しんでいる。目的や楽しみ方はゼミ生次第。でも、そのパーティはどこにもない自由なパーティで、どんなパーティより楽しい。皆さんにも、そのパーティに参加して貰えたら嬉しいです(こんな説明より、ゼミの広報担当が作ったムービーの方が、きっとよりよく僕のゼミを表現していると思いますけど)。
長々と書いてしまいましたが、演習個別ガイダンスを是非楽しんでください。
演習は、履修してもしなくてもよいのですが、僕は履修した方がよいと思っています。学部生の頃、演習をいくつか履修しましたけど、その時の知識や経験は今でも役立っているからです。1年生の頃は、民法ゼミと国際法のゼミに入りました。前者では、労災やセクハラ事件を中心に、校舎ではコソボ空爆を巡る国際司法裁判所の管轄などを扱ったように記憶しています。もう二十年近く前のことなのに、鮮明に覚えているんです(笑)。
個別ガイダンスでは、オープンゼミや授業では感じられないゼミの雰囲気を感じてもらい、自分がこのゼミにフィットするのかどうか、自分がゼミに貢献したり、逆に自分がゼミのおかげで輝けるのかを確認するための時間を提供します。僕のゼミに応募を集めたいとかではなく、多くの学生にゼミのことを十分に知ってもらい、あくまでもしよかったら応募してもらいたい、そう思っています。「楽」だからとか、「コンパが楽しそう」とか、そういう理由で応募するのもありですが、僕のゼミの本質はそこにはないです(笑)。2年間で90分×15回×2(前後期)のゼミを通じ、優秀なヒトはさらに優秀に、そうでないヒトも「法」を駆使して生きていけるように、魅力的なプレゼンをできるようにします。究極的には、将来、自分が活躍したい世界で活躍してもらいたいと考えています。
医療と法は、最先端な領域の1つなので、さまざまな法律問題を扱うことができます。憲法、民法、刑法、そして各種行政法、製品やサービスに関連して知財法などを扱います。ぜんぶ嫌いなヒトは仕方ないですけど、どれか1つくらいは得意ですよね(笑)。
また、医療と法は、法律が嫌いなヒトにもおすすめです。医療と法のゼミにおいては、新しい立法をするかどうか、という論点が必ず含まれます。要するに、「政治」の話もするってことです。法解釈で片付かないなら、立法に頼らざるを得ないので、どのような立法をするのが望ましいかとか、どんな立法なら国民の支持を受けやすいのか、というようなアプローチもします。法律も政治もどちらも嫌い、というヒトは法学部では稀なので、きっと楽しめると思います。
最後に、これが僕のゼミの真髄ですけど、僕のゼミでは結果を重視します。たくさん議論したり、長々と調べて長いレジュメを用意するのではなく、その場で調べた内容をまとめて、短いメモを作成し、プレゼンの形で具体化してもらう訓練をします。他のゼミと決定的に違うのはここです。否応にも、皆と話しますし、皆の前で発言することになります。卒業するころには、1分間のピッチやプレゼンなんて、ぜんぜん怖くなくなります。むしろ、楽しくなるはずです。
いろいろと書いてしまいましたが、僕のゼミを一言で表現するなら、それは「華麗なるギャッツビー」のパーティのシーンに近いかな。ゼミ生は個性あふれる学生ばかりで、パーティで一緒に楽しんでいる。目的や楽しみ方はゼミ生次第。でも、そのパーティはどこにもない自由なパーティで、どんなパーティより楽しい。皆さんにも、そのパーティに参加して貰えたら嬉しいです(こんな説明より、ゼミの広報担当が作ったムービーの方が、きっとよりよく僕のゼミを表現していると思いますけど)。
長々と書いてしまいましたが、演習個別ガイダンスを是非楽しんでください。
2018年9月17日月曜日
離婚弁護士ークライアントのためにって難しいし、面倒?
講義やゼミがはじまるので、少しでも現場感覚を取り戻したくて、フジテレビ系のドラマ「離婚弁護士」を観ていました。海外の法廷ドラマもいいですけど、日本だと離婚弁護士は群を抜いてよいと思います。僕は、ビジネスに関係する法令を扱うことが多いですけど、ヒトの人生や思いが詰まっている法律問題にどう寄り添って、クライアントの意向を叶えるのか、というのはなかなか難しいですね。切ったり貼ったり、というか大立ち回りだけでは済まない世界なので。地味な仕事をたくさん積み上げて、はじめてクライアントに納得してもらえる。それを上手く描いているドラマです。
渉外弁護士から一夜にして普通の弁護士に変わる主人公が、クライアントに寄り添っていく姿は、本当に見ものです。ああいう弁護士に会ったことありますか?僕は、あります。現場は生生しく、交渉も簡単じゃなくて、はったりや、半分嘘が混じっています。そんな現場で結果を出し続けないと生きていけないのが弁護士。法学部の講義では学ばない、というか学べない世界がそこにはある。
もう少しいうと、別に弁護士じゃなくても、クライアントがいる仕事は大変です。客観的に誰がどうみても「A」なのに、「A'」 or 「B」で処理して欲しいっていうクライアントが居る。さてどうしよう。クライアントの意向は、ある意味で絶対。非常に強いです。意向を変えてもらった方が中長期的にはベスト、でも、それを強いれば次の仕事はない。さあ、どうします?敵や競争相手がいる場合には、より面倒です。
ヒトがヒトを評価し、ヒトがヒトと交渉し、ヒトがヒトを裁く。そこには、白黒簡単につかない案件がごろごろしているんです(笑)。絶対に譲れないものを取り、他は全部捨てて訴訟を回避するという戦略がドラマには出てきますけど、講義ではああいう話、ぜったいに聞けないですよね(笑)。勝つか負けるか、それしかないですからね。
「Suits」とか、「Good Wife」も凄くよいリーガルドラマですけど、離婚弁護士も是非ご覧あれ。フジテレビが好きか、嫌いかに関係なく、きっと楽しめると思います!
渉外弁護士から一夜にして普通の弁護士に変わる主人公が、クライアントに寄り添っていく姿は、本当に見ものです。ああいう弁護士に会ったことありますか?僕は、あります。現場は生生しく、交渉も簡単じゃなくて、はったりや、半分嘘が混じっています。そんな現場で結果を出し続けないと生きていけないのが弁護士。法学部の講義では学ばない、というか学べない世界がそこにはある。
もう少しいうと、別に弁護士じゃなくても、クライアントがいる仕事は大変です。客観的に誰がどうみても「A」なのに、「A'」 or 「B」で処理して欲しいっていうクライアントが居る。さてどうしよう。クライアントの意向は、ある意味で絶対。非常に強いです。意向を変えてもらった方が中長期的にはベスト、でも、それを強いれば次の仕事はない。さあ、どうします?敵や競争相手がいる場合には、より面倒です。
ヒトがヒトを評価し、ヒトがヒトと交渉し、ヒトがヒトを裁く。そこには、白黒簡単につかない案件がごろごろしているんです(笑)。絶対に譲れないものを取り、他は全部捨てて訴訟を回避するという戦略がドラマには出てきますけど、講義ではああいう話、ぜったいに聞けないですよね(笑)。勝つか負けるか、それしかないですからね。
「Suits」とか、「Good Wife」も凄くよいリーガルドラマですけど、離婚弁護士も是非ご覧あれ。フジテレビが好きか、嫌いかに関係なく、きっと楽しめると思います!
2018年9月14日金曜日
宴のあとー2018年度の合宿
2018年の合宿は、2泊3日の日程で静岡県伊東市にて行われました。企画運営してくださった学生、一緒に参加してくれた学生に心からお礼申し上げます。歴史の浅いゼミで、まだ3回しか合宿していませんが(笑)、たぶん、一番楽しい合宿になったように思います。皆さんのおかげです。
「宴のあと」に残ったモノは何でしょう?何かは必ず、皆さんにも残っていると思います。残ったモノを使って、後期に臨めたら嬉しいです。
合宿は、いろいろな意味でゼミを変えると思います。2泊3日も一緒に居れば、いろいろなことが起こりますし、何より、準備から実施に至るまでにさまざまなことに対処しなければならないからです。企画運営側の学生はもちろん、参加してくれる学生にとっても、貴重な経験になると思います。合宿を通じて仲良くなれたら、それだけでも十分ですけどね(笑)。
合宿の講義パートは、例年、医療を少し離れてより現場の問題を扱っています。疲れて起きられない学生はいましたけど、それは仕方ない(笑)。大事なのは、法学部で学んだ知識をどうやって将来活かせるのか、ということを理解し、後期からの講義に臨めるようになることだと思います。後期からが本番です。後期が終わるころには、就活モード一色になりますから。
プレゼンは、学生間で評価し合う、というはじめての試みをしました。誰かに批評されるのは辛いし、恥ずかしいかもしれませんが、比較されたり、批評されて、自分のプレゼンをより客観的に見直せたらいいですね。プレゼンテーションでは、伝えたいメッセージの中身と、その伝えたい気持ちの強さを表現できたら、さらに良くなるように思います。形式の話はそろそろ終わりにして、後期では中身やパッションをどう表現していくのか、という話に移れたらな。淡々と話すだけでは、なかなか本質は伝わらないし、説得力も出てきませんよ!
最後に、広報担当の学生からは、ある「作品」のお披露目がされました。時間と労力をかけて作られた作品を拝見して、感動してしまいました。1つの作品は作って終わりではなく、ここからはじまりなんだよな、としみじみと思います。満足感と反省、作品が手を離れたことによるむなしさとかは、やってみた人にしかわからないものです。講義や食事、さまざまなレク、そして懇親会に加えて、貴重な作品のお披露目の場に出席でき、作品をゼミ生と共有できて、本当に特別なゼミ合宿になりました。ありがとうございました。
僕のゼミではあくまで学生が主役で、僕は黒子でいいと思っています。ゼミの中で僕が最も黒子になれるのが合宿です。今回の合宿では、学生が徹頭徹尾主役の時間を過ごせました。僕もこの特別な「宴」のあと、一生懸命講義やゼミに臨めそうです。
僕は、このゼミを大きくしたいとか、ゼミの人気を上げたいという気持ちはあまりないのですが、ゼミに応募して在籍することになった学生が満足でき、卒業の時にこのゼミでよかったと心から思えるようなゼミにする努力は続けたいな、って思います。フェイスブックやマイクロソフト、アップルなどの会社がそうであるように、最初から大きくて成功している会社はありません。苦労して、厳しい時を乗り越えて今に至っています。さらに言えば、一度、大きくなって成功しても、その後、業績が悪化して苦しむ会社も多くあります。ゼミだって同じです。僕は人気で他のゼミと勝負はできませんが、せめて満足感や後悔のなさだけでは、どのゼミにも負けないように、日々進化や深化を続けられるゼミに
していきたい、そういう思いを新たにできた合宿でした。
参加してくれた学生の皆さん、本当にありがとうございました。Special thanks to the organizing students!
「宴のあと」に残ったモノは何でしょう?何かは必ず、皆さんにも残っていると思います。残ったモノを使って、後期に臨めたら嬉しいです。
合宿は、いろいろな意味でゼミを変えると思います。2泊3日も一緒に居れば、いろいろなことが起こりますし、何より、準備から実施に至るまでにさまざまなことに対処しなければならないからです。企画運営側の学生はもちろん、参加してくれる学生にとっても、貴重な経験になると思います。合宿を通じて仲良くなれたら、それだけでも十分ですけどね(笑)。
合宿の講義パートは、例年、医療を少し離れてより現場の問題を扱っています。疲れて起きられない学生はいましたけど、それは仕方ない(笑)。大事なのは、法学部で学んだ知識をどうやって将来活かせるのか、ということを理解し、後期からの講義に臨めるようになることだと思います。後期からが本番です。後期が終わるころには、就活モード一色になりますから。
プレゼンは、学生間で評価し合う、というはじめての試みをしました。誰かに批評されるのは辛いし、恥ずかしいかもしれませんが、比較されたり、批評されて、自分のプレゼンをより客観的に見直せたらいいですね。プレゼンテーションでは、伝えたいメッセージの中身と、その伝えたい気持ちの強さを表現できたら、さらに良くなるように思います。形式の話はそろそろ終わりにして、後期では中身やパッションをどう表現していくのか、という話に移れたらな。淡々と話すだけでは、なかなか本質は伝わらないし、説得力も出てきませんよ!
最後に、広報担当の学生からは、ある「作品」のお披露目がされました。時間と労力をかけて作られた作品を拝見して、感動してしまいました。1つの作品は作って終わりではなく、ここからはじまりなんだよな、としみじみと思います。満足感と反省、作品が手を離れたことによるむなしさとかは、やってみた人にしかわからないものです。講義や食事、さまざまなレク、そして懇親会に加えて、貴重な作品のお披露目の場に出席でき、作品をゼミ生と共有できて、本当に特別なゼミ合宿になりました。ありがとうございました。
僕のゼミではあくまで学生が主役で、僕は黒子でいいと思っています。ゼミの中で僕が最も黒子になれるのが合宿です。今回の合宿では、学生が徹頭徹尾主役の時間を過ごせました。僕もこの特別な「宴」のあと、一生懸命講義やゼミに臨めそうです。
僕は、このゼミを大きくしたいとか、ゼミの人気を上げたいという気持ちはあまりないのですが、ゼミに応募して在籍することになった学生が満足でき、卒業の時にこのゼミでよかったと心から思えるようなゼミにする努力は続けたいな、って思います。フェイスブックやマイクロソフト、アップルなどの会社がそうであるように、最初から大きくて成功している会社はありません。苦労して、厳しい時を乗り越えて今に至っています。さらに言えば、一度、大きくなって成功しても、その後、業績が悪化して苦しむ会社も多くあります。ゼミだって同じです。僕は人気で他のゼミと勝負はできませんが、せめて満足感や後悔のなさだけでは、どのゼミにも負けないように、日々進化や深化を続けられるゼミに
していきたい、そういう思いを新たにできた合宿でした。
参加してくれた学生の皆さん、本当にありがとうございました。Special thanks to the organizing students!
(Photos taken in Sep. 2018 in Izu, Shizuoka, JAPAN)
2018年9月5日水曜日
9/22に実施される予定の演習個別ガイダンスにつきまして(アナウンス)about my delay
2年生の皆様にご連絡です。
2018年9月22日に、演習個別ガイダンスが予定されています。僕のゼミは、13時から17時まで、1134教室で開催されます。もし、少しでも関心がある学生の方々には、ぜひ、少しでも顔を出していただけたら幸いです。気軽に、ふらっと来て欲しいです。他のゼミではときどき、時間を事前に設定して、説明回数を4回などにしている場合があります。しかしながら、僕のゼミではいつでも"welcome"ですよ(笑)。
本来であれば、僕+学生ですべての時間、説明や質疑応答にあたるべきところですが、僕が当日、シンギュラリティ研究所「AIリベラルアーツ塾」開講記念オープニングイベントのパネルディスカッションに出席するため、15時まではガイダンスに出席できません。本当に申し訳ございません。お許しください。
現ゼミ生と相談しますが、15時までは学生主体でガイダンスを行ってもらい、15時以降には僕が出席した上で進めさせていただきたい、と考えております。学生だけの方が話しやすい面があると思います。他方、せっかくガイダンスに出てくれた学生のことは、選考の際に考慮したいので、名前を残しておいて貰うか、17時までに一度顔を出して貰えたら嬉しいです。
就活と少し似ていますが、ミスマッチを可能な限り避けるため、お互いを知った上で、ゼミの中身を知って貰った上で、応募するかしないかを決めていただけたら、と思っております。
いろいろとご迷惑とご不便をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2018年9月22日に、演習個別ガイダンスが予定されています。僕のゼミは、13時から17時まで、1134教室で開催されます。もし、少しでも関心がある学生の方々には、ぜひ、少しでも顔を出していただけたら幸いです。気軽に、ふらっと来て欲しいです。他のゼミではときどき、時間を事前に設定して、説明回数を4回などにしている場合があります。しかしながら、僕のゼミではいつでも"welcome"ですよ(笑)。
本来であれば、僕+学生ですべての時間、説明や質疑応答にあたるべきところですが、僕が当日、シンギュラリティ研究所「AIリベラルアーツ塾」開講記念オープニングイベントのパネルディスカッションに出席するため、15時まではガイダンスに出席できません。本当に申し訳ございません。お許しください。
現ゼミ生と相談しますが、15時までは学生主体でガイダンスを行ってもらい、15時以降には僕が出席した上で進めさせていただきたい、と考えております。学生だけの方が話しやすい面があると思います。他方、せっかくガイダンスに出てくれた学生のことは、選考の際に考慮したいので、名前を残しておいて貰うか、17時までに一度顔を出して貰えたら嬉しいです。
就活と少し似ていますが、ミスマッチを可能な限り避けるため、お互いを知った上で、ゼミの中身を知って貰った上で、応募するかしないかを決めていただけたら、と思っております。
いろいろとご迷惑とご不便をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2018年9月2日日曜日
夏休みを終えて残ったモノは何かある?
「日はまた昇る」でも書いたとおり、夏休みを終えたらいきなり何かが変わるわけじゃないですね。でも、何も残っていないとしたら凄く悲しいです。今からでも遅くはないので、良い思い出でも、悪い思い出でも、何でもいいから作りましょう。
僕は少しの時間を使って、車でいろいろな場所を巡ったり、大阪で講演したり、講演内容を核にして執筆したりという夏休みでした。あまり休んでいませんが、それでも学期中よりはリラックスしています。夏休みに得たモノは、自分らしさや自分が大事だと思う価値を大事にしたいと言うこと。他の人と同じことをして、同じように稼ぎたくないなぁ、と改めて思いました。これが学者の生きる道、そんな大それたものは僕にはわからないけど、最低限、学生には伝えておきたい、覚えておいて欲しいことを全力で教えて、あとはサヨナラ。それでいいんじゃないかと思います。学生にしてみれば、少しドライに感じるかもしれないけど、ドライだからこそ講義やゼミの時間に全力で打ち込める。「なあなあ」の関係ではないからこそ提供できる講義やゼミにしたいです。
天気や綺麗な景色が移ろいゆくように、流れている時間は無限ではないです。インターン、とりわけワンデイのインターンに行けば、時間が有限で取り返せないことには容易に気付くはず。やり直しが効かないことも痛感するはずです。僕の講義やゼミも、二度と受けられないものにしたい。単位を取りたいだけなら、他に行くか、ぎりぎりの勉強をして上手くとればいい。でも、それは僕の期待する講義やゼミではないです。
成功でも失敗でも、何もないよりはマシです。成功なら、成功体験を使ってさらに頑張れる。失敗なら、失敗を分析して反省し、改善に使うことができる、でしょ。お酒で飲みつぶれても、最終電車に乗り遅れても、旅行でバスを逃しても、ぜんぶ貴重な経験であり、思い出。どんな小さな思い出でも、貴重な経験に変えられます。是非、何かしら得てください。
ゼミではもうすぐ合宿ですね。
皆は存分に楽しめますように。僕は、ゼミの中で唯一、医療に関係ない話題を扱うかもしれない機会なので、面白い話ができるように準備します。あくまで、刺身のツマというか、合宿ではメインにはならない前菜でしかないけど、法律がいかに面白くて、社会に出てからも使える道具なのか、分かって貰えたらと心から思っています。
僕は少しの時間を使って、車でいろいろな場所を巡ったり、大阪で講演したり、講演内容を核にして執筆したりという夏休みでした。あまり休んでいませんが、それでも学期中よりはリラックスしています。夏休みに得たモノは、自分らしさや自分が大事だと思う価値を大事にしたいと言うこと。他の人と同じことをして、同じように稼ぎたくないなぁ、と改めて思いました。これが学者の生きる道、そんな大それたものは僕にはわからないけど、最低限、学生には伝えておきたい、覚えておいて欲しいことを全力で教えて、あとはサヨナラ。それでいいんじゃないかと思います。学生にしてみれば、少しドライに感じるかもしれないけど、ドライだからこそ講義やゼミの時間に全力で打ち込める。「なあなあ」の関係ではないからこそ提供できる講義やゼミにしたいです。
天気や綺麗な景色が移ろいゆくように、流れている時間は無限ではないです。インターン、とりわけワンデイのインターンに行けば、時間が有限で取り返せないことには容易に気付くはず。やり直しが効かないことも痛感するはずです。僕の講義やゼミも、二度と受けられないものにしたい。単位を取りたいだけなら、他に行くか、ぎりぎりの勉強をして上手くとればいい。でも、それは僕の期待する講義やゼミではないです。
成功でも失敗でも、何もないよりはマシです。成功なら、成功体験を使ってさらに頑張れる。失敗なら、失敗を分析して反省し、改善に使うことができる、でしょ。お酒で飲みつぶれても、最終電車に乗り遅れても、旅行でバスを逃しても、ぜんぶ貴重な経験であり、思い出。どんな小さな思い出でも、貴重な経験に変えられます。是非、何かしら得てください。
ゼミではもうすぐ合宿ですね。
皆は存分に楽しめますように。僕は、ゼミの中で唯一、医療に関係ない話題を扱うかもしれない機会なので、面白い話ができるように準備します。あくまで、刺身のツマというか、合宿ではメインにはならない前菜でしかないけど、法律がいかに面白くて、社会に出てからも使える道具なのか、分かって貰えたらと心から思っています。
(A photo taken in Aug. 2018, in Tokyo)
登録:
コメント (Atom)