2019年3月3日日曜日

事実と意見ー質問されたとおりに、求められたとおりに、あなたは答えられる?

最近、ニュースを読んでいて、事実と意見の区別について面白いなって思いました。就活でも使えそうなネタなので、書いてみます。

事実と意見の違いは、法的には意外と大きいですよね。名誉棄損とかが恒例ですけど、日本では名誉棄損を理由とする損害賠償って、意見だからという理由では救われないんですね(笑)。まあ、損害とか影響を気にする日本の民法では、当然といえば当然かも(本当は、意見には正しいも正しくないもなくて、情報の自由市場の人気で当否が評価されるだけのはずだけど)。僕を嫌いっていう意見を書いたりいったりするのと、僕が嫌われているって書いたりいったりするのは、本当は全然違うでしょう。

話を就活の場面に限定して言うと、質問を求められたり、〇〇ってどう思うっていう意見を求められる場合があります。大事なのは、質問されたように答えること。要求が意見なら意見、質問なら質問をってことです。ただし、質問を求められて質問すると、普通は何で気になるって聞かれるかもしれない。そうすると、自分では△なのかなって思ったのですが、念のために教えていただきたくてっていうように、自分の意見を話さざるを得なくなることもあります。

相手が命じてくれたり、何か質問ある?〇〇に意見ってあったら教えてって話してくれる場合はまだましで(笑)、通常は会話の中、コミュニケーションの中で自然に話せないとうまく評価されないかも。会話が途切れた時、実はこんなことに関心があるのですけど、□について教えてもらえますか。→いいよ。なんで?→前に説明会に出た時に、とか、インターンしたときに、こんな経験をして。それで気になったんです。→なるほどね。それはね・・・(ここでの質問が本質的なものかどうかは、もちろん大事です。)

言いたかったのは要するに、事実と意見って使い分けも大事ですけど、どう使うのかによって印象に影響が出るということ。意見ばかりでも質問ばかりでもうざいかもしれない。バランスよく、相手とコミュニケーションを取れたらいいですよね。記者会見でも就活でも。