ゼミでプレゼンをしていると、ときどき、考えさせられることがあります。プレゼンは、本来であれば自由のはずなのに、基本の形を教える意味があるのかと。
僕は、独自路線を貫ける人には最後まで貫いてほしい、って思っています。もちろん、ぜんぜん受けないかもしれない。多くの企業には嫌われるかもしれない。それでもかまわないと思える強さがあれば、きっと合う会社には拾われるし、それはある意味で幸せなことだろうって。
他方、独自路線にはリスクが付きまといます。企業は各社、同じではないし、ある企業の中にもいろいろな相手がいます。その人の誰と当たっても、それなりに評価してもらえるプレゼンを目指そうとすると、独自路線ではリスクが高すぎる。だから、最低限度の基本だけは押さえておく、それも戦略の1つだと思うのです。
素晴らしいプレゼンは、やはり、形に関係なく感動しますし、凄いなって思えます。時代さえ超越しているはずです。問題は、そんな超越したプレゼンをコンスタントにできるのかってこと。簡単じゃない。最近は、質問の仕方とかも勉強していますけど、良いプレゼンの前には良い分析や質問が当然の前提になると思います。
今後とも、プレゼンが上手な人にはもっと上手に、下手な人にもそれなりのプレゼンをしてもらえるようなゼミを目指したいです。もちろん、単に一般受けするプレゼンっていうよりも、誰に対しても、どこに行っても通用するようなプレゼンをできるようになってほしいと願って。
ロックバンドのクイーンの曲を聴きながら、そんなことを考えてしまいました。