2018年12月11日火曜日

Under Pressure

映画"Atomic Blonde"で挿入されているクイーンの曲、の話ではないです。プレッシャーを感じない方が全力を出せるっていう人もいるし、逆の人もいる。僕は、適度なプレッシャーを毎日、感じていたい方です。だから、ゼミでもさまざまな形で、現実に起こりうるような場面を作り出し、プレゼンしてもらっています。そして、まじめにプレゼンを聞くようにしています。

相手がいないプレゼンは楽しくないし、相手がいないのなら準備もぜんぶ無駄。レジュメを作る作業は、ある意味で独りよがり。そう思います。プレゼンで相手に何かを分かってもらいたかったら、長い資料に意味はない。すべての参考資料を挙げてもしかたない。自分の勉強用のノートにでも残しておいて、聞かれたら応えられればいい。すべては、相手を思うところから、目指す結果から逆算して作業する、そういう姿勢の問題です。

法律問題を解くときも、皆多くの人は、抽象的に、裁判官になったつもりで解くけど、そんなのほとんどあり得ない。僕らは、一方当事者として案件に巻き込まれるからです。だとしたら、一方当事者として案件を検討してみたらいい。レジュメも、中立な立場ではなくて、一方に肩入れする形で作ってみた方がまだマシです。現場に出たら、負けはあり得ない。最後には負けたらどうするかも検討しておくわけですけど、負けますかねじゃなくて、どうやって勝つか、負けそうならどんな議論を展開して負けを小さくするか、ないし、引き分けにもっていくか、そういう発想ってもてないかなぁ。

Under Pressure、いい曲です。プレッシャーを感じて、プレゼンしてみてください!
あなたのプレゼンを劇的に変えると思います。