プレゼミを応募される現1年生の皆さん、プレゼミの選択は気の赴くままにお選びください。プレゼミを選択するのは悩みますよね。成績だけで決まってしまいますし、落ちたら行き場がないのではないかとか、いろいろと考えてしまうと思います。でも、プレゼミで失敗しても大丈夫。本ゼミで所属を変更すれば、損害は最小限にすることが出来ます。半年間、リスク込みで何を得るか、少なくとも自分なりに得たいと思うかという点から、ぜひ自分なりのプレゼミを選んでください。
契約法やM&Aビジネス実務論を教えていて感じるのは、失敗って決して起こってはいけないという感覚です。もちろん、できれば失敗したくないのは誰でも同じ。僕もあなたも、それ以外のヒトでも皆失敗は嫌なものです。でも、どんなに注意して選択しても、間違うことはあります(笑)。僕なんか、つい最近、上司の指示と若干ずれたアレンジメントをしていることを指摘され、凹んでいます。
ちなみに、僕は大学生の頃、2つの基礎演習(プレゼミ)に入っていました。1つは民法(ただし、労働法の先生だったので主に労働法)、もう1つは国際法でした。本ゼミでは別の領域を選びましたけれど、僕はどちらのプレゼミも受講できて本当によかったと思っています。無駄なことなんて何もないんだなって今更思います。今でも、労働法(水町勇一郎先生)と国際法(植木俊哉先生)は僕にとって特別な領域です。2人の先生のことは、ずっと尊敬して止みません。
必ず受講できる保障はない前提で、皆さんはどうやってプレゼミを選びますか。最悪のプレゼミが仮にあるとしたら(ないと信じていますが)、それを回避するのも一案ですね。でも、僕は、自分なりのポリシーを作ってプレゼミを選んで欲しいと思います。半期で何を得たくて、仮に得られたら次にどうしたいのか、得られなかったらどうやって挽回するのか、そういうプランニングの中で、自分なりの選択肢は見えてくるのだと思います。失敗しても大丈夫です。その方が、本ゼミの選択でさらに頑張れるかもしれませんよ。
選ばれる側の先生方も、正直、いつもどきどきしていると思います。どんな学生が来てるかなとか、誰も来てくれないのかもなっていう不安、学生の皆さんにはきっとわからないかもしれませんね。