2019年1月13日日曜日

No orthodox but what?

「法と経済」の講義を終えるときに、毎年、プレゼミについて質問を受けることがあります。どんなやり方なのか、倍率が高いのかなどなどです。

倍率は、毎年変動するのでわからないです。昨年は、それなりに倍率が高かったのかな(偶然かもしれません)。人気なのかどうかは、自分ではわからないです。ただ、年々、素晴らしい学生が集まりつつあるのは事実。学内ルール上、プレゼミはGPAだけでの選考になりますけど、僕のプレゼミではGPAよりもセンスを要求されます。GPAとセンスは必ずしも一致しないですけど、それでもゼミの回数を重ねるたびに、センスって少しずつ磨かれていきます。ダイヤモンドが磨いてはじめて輝くのと同じです。原石のままではそれほど輝いていなくても(もちろん、念のために付言すると、原石自体で輝いている学生もいます。そういう学生は、別なゼミの方が合うかもしれませんね)。

やり方は、そうですね、法と経済の流れと似ています。あの流れが嫌いなら、もっとオーソドックスなプレゼミを選ぶべきだと思います。大半のゼミは、オーソドックスなゼミですからご安心を。でも、僕のプレゼミはいい意味で普通じゃないので(笑)。法律問題の解は決まっているのではなく、創り出したり見つけ出すもの。法律は覚えるものっていう固定概念を捨て去ってもらう。プレゼミでは、それを何度も何度も事例を使いながら学びます。医療と法がテーマですけど、それは医療分野には新しい問題、(最高裁)判例のない問題が比較的多くあるからです。別に、医療過誤訴訟だけ扱うわけじゃない。そんなのは、民法などのゼミに任せておきましょう。僕らは、もっと別の世界について目を向けます。人が生まれて死ぬまで、どうしてもお世話になる医療サービスの本質を知るのがプレゼミです。

もし、オーソドックスでなくても構わない、そう思ってくれる学生がいたら、ぜひ、ご検討ください。新しい形で法律を学び、プレゼンで分かりやすく話す方法を一緒に学べたらうれしいです。。