2017年2月19日日曜日

出会いは奇跡?


ゼミでも何でもそうですけど、出会いって奇跡だと思います。生まれてから死ぬまで平均寿命で考えて80年以上あるとして、今の世界人口が73億人くらいいて、その中で実際に会える人々なんて何名なんでしょう。その中の1人がゼミ生であり、僕だとしたら、出会いって奇跡みたいなものだと思いませんか?

普通の友達関係でも、ビジネスでも、出会いは重要ですが、その重要さの1つは、出会いたくても出会えないってことです。ネットワーク理論からすれば、6人たどっていけばどんなヒトにも必ず出会えるとは言われますけど、それは偶然であったヒトが自分にとって掛け替えのないヒトになるかもしれないことまでは含んでいないです。

僕は、相手が学生かどうかは関係なく、講義でもゼミでもそれ以外でも、直接話したときから真剣です。だって、もう二度と話さないかもしれませんよね。伝えるべきことは全部伝えたいし、感謝したいことは全部感謝したいです。怒ることはほとんどないですけど(笑)、とにかく「一期一会」だと思って生活しています。

一回しか会わないんだから奪えるモノは奪い、あとは逃げれば良いというのも戦略的にはありなのかもしれないですけど、そんなあなたの魅力はどんどん落ちていくように思います。周りが全員、同じ戦略を採っているならまだしも、そんな「俺のモノは俺のモノ、おまえのモノは俺のモノ」っていう考え方を採るヒトには、たぶん、誰も近寄らなくなってしまいます。

ちなみに、大学の教員が学生に提供できるモノは「機会」でしかないですが、出会った人にはできる限りの機会を提供できればと思います。二度と会わないヒトにも、ゼミ生にも。僕から奪えるモノは、何でも奪ってください。それでも、僕にとっては奇跡みたいな出会いですから。  Good luck!

                              (A photo taken in probably Ebisu, Tokyo, JAPAN)