2019年9月27日金曜日

オープンゼミで何を感じる?-すべては見れない現実がある

もうすぐ、オープンゼミの1回目です。まだ、内容は決めていません。すごく悩んでいます。僕のゼミでは、すべての2年生にグループワーク等に参加してもらうので、そのつもりでいらしてくださいね。お待ちしています。

ゼミ生が動画で、「僕のゼミは1時間半だけで課外活動がない」ってことを殊更に強調していました(笑)。事実なんですけど、僕は違う表現を使いたいです。僕が1時間半に「こだわる」のは、凄く長い時間準備して、1時間以上もプレゼンの時間を与えてもらえる機会は学生の時しかないからです。社会に出たら、瞬間瞬間が勝負。目の前の案件を締め切りの中で片付けないといけません。何より、就活が良い例ですけど、勝負はグルディス、面接でしょう。エントリーシートには時間をかけられても、それだけで採用が決まるわけではない。現場がすべてです。現場で力を、もっと言えば「全力」を発揮する訓練が必要だと思うから、あえて、課外でいろいろやらなくてもいいって言っているんです。楽させる意味ではなく、課外でどれだけ努力しても、当日がだめなら無駄でしょってことなんです。僕が経験してきたゼミは、担当回だけのために存在しているものがほとんどでした。それだと、残り14回は無駄になってしまう。まして、準備して長大なレジュメを作成しても、誰も読まないし(笑)、大事なことなんてせいぜい数行でしょう。自分の意見や議論が大事なのに、過去の判例学説の整理、理解にばかり気を取られてしまう。

オープンゼミでは、楽なんだということより、1時間半でどこまでやれるのか、やりきるのかということを感じていただきたいと思います。真剣勝負の1時間半。リーガルエンタメ、だと僕は思っているんだけど(笑)。

逆に、正直に認めますけど、オープンゼミでわからないところ、見えないところもあるはずです。皆、お化粧してオープンゼミを開くでしょうし、見られたくないところは隠すでしょう。僕のゼミでは、皆に参加してもらうのであまり隠せないのですが(笑)、それでも見えない部分がある、その点はご理解いただければと存じます。

僕も全力でやります。ゼミ生もです。
ぜひ、関心があったらお越しくださいませ!