2019年10月1日火曜日

難しければ、やめる?

昨日は、第一回目のオープンゼミでした。貴重な時間を割いてお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。

正直、これ以上ないくらい難しい問題にしたかもしれません。大学院生並みのリーガルリサーチの問題。でも、ニュースで取り上げられた、まだ誰も答えを知らない問題でも、自分で調べたら答えに近づけるんだ、っていう経験をしてもらいたかったのです。それが、僕のゼミそのものだから。

合わない人が来ても辛いし、ゼミ、時間の無駄になっちゃいますよね(笑)。そういう人は、延々とレジュメを作り、延々とディベートをすればいい。僕は、そこに価値を感じていないんです。申し訳ないのですけど。僕は、調べて、自分の頭で考えて、自分の属する組織のために最善を尽くせる人になってほしい。違法な行動があるなら、それをうまく回避できる人になってほしい。そう願っています。今の法学教育の先に、それができるようになるのかって考えてしまうのです。

僕はアメリカのロー・スクールに幸運にも行かせていただいて、だから、自由に考えられるようになりました。判例や学説に縛られすぎないで、それらを単に利用する。それってなかなか難しい。

難しいからやめよう、別なゼミに行こうというのはぜんぜんあり。その方が幸せかもしれないです。ぜひ、他のゼミも吟味してみてください。

昨日は、本当にどうもありがとうございました。