ゼミに応募してくださった学生の皆様には、改めて心からお礼申し上げます。最初で最後かもしれませんが、本当に多くの学生に応募していただきました。
応募者数の男女比は、男性28パーセント、女性72パーセントでした。どの学生も、ゼミに入っていただけるくらいポテンシャルが高く、悩みに悩んで合格者を決めさせていただきました。面接の後、志望理由書を何度も読み返し、最後の最後で成績も考慮しました。ご期待に添えなかった学生には、心から申し訳なく思います。本当に申し訳ございませんでした。
今年の課題は、プレゼミ生の取り扱いと、男女バランスでした。まず、プレゼミ生についてですが、昨年度までの選考と異なり、プレゼミからの応募者が減ったため、昨年のようにプレゼミ生がゼミの半数以上を占める、という事態にはなりませんでした。他方、男女バランスについては、先に申し上げたとおり、応募者の中で女性の割合が極めて多い、という状況でした。合格者の男女比を是正するためには男性の合格率を極端に上げる必要がありますが、それでは逆差別を生み出す可能性があり、慎重に対応した結果として、全体の合格者数が多くなってしまいました。競争率は、男性は1.57倍、女性は1.61倍になりました。心より深くお詫び申し上げます。
落選した学生に何かが足りなかったとかではなく、合格させられる学生の数が限られている関係で、やむを得なくこのような判断となりました。そのことは、どうか誤解しないでください。講義でもそれ以外でも、応募してくださった皆さんに何かしら、お返しできるものがあれば、と思っています。
合格された学生には、落選した学生の分まで存分に楽しんで欲しいし、一生懸命頑張って欲しいです。
M&Aの講義でも扱いますけど、実は契約後、クロージングまでにいろいろなことが生じ、その結果として株式の価値が変わってしまうかもしれない、という問題があります。ゼミ生やゼミ自体にも同じことが生じ得ます。すなわち、選考後にゼミの価値が下がったら大問題ですし、逆に、合格した学生が変わり果ててしまい、ゼミに合わなくなってしまう、そういうことが生じ得ます。2019年4月にゼミが始まるまでに、ゼミ自体の価値が今より上がっていて、新ゼミ生もさらにゼミにフィットする学生に変わっていたら、それが最善ですね。
新しいゼミ生におめにかかるのはもう少し先になりますが、それまでにゼミの価値をさらに高められるよう、最善を尽くしたいと思います。
ゼミの選考、本当にお疲れ様でした。そして、どうもありがとうございました。