試験にはいろんな形式がありますけど、僕は、考えて書いてもらう問題と、覚えてきたものを書いてもらう問題の両方を用意しています。出席してないヒトは、考えてもらう問題には歯が立たないからです。
別に暗記してはいけないとか、そんなことを言うわけではないです。僕が伝えたいのは、本質を理解しないで、出題範囲を特定して、その部分に合わせて解答(案)を事前に作成し、それを書いているだけの答案が多いなっていうこと。会社法が一番、その傾向が強いですね(笑)。
暗記だけで試験対応していると、たぶん、就活などの答えを事前に知ることができない場面では、まったく役に立たないでしょう。本当に大事なのは、本質を見極めて、本質を理解した上で、自分なりの答案を書いてゆけるかどうか。本質は、言い換えれば、出題意図と言ってもいいです。なんで、こんな問題をわざわざ出すのかな、何を一番聞きたいのかな、そう思って出題範囲を聞いてほしいですし、勉強してほしいと思います。出題範囲には、必ず出題意図があるものです。
ちなみに、答案の書き方は意外と大事ですよ。
一応、論点にすべて触れていても、順序や流れで印象がだいぶ変わりますから。
後期も頑張ってください。
( A photo taken in July 2018, at the State Guest House, Akasaka Palace, Minato-ku, Tokyo, JAPAN)