2016年8月28日日曜日

ゼミ生の期待はいろいろ


ゼミの選考にあたって、最近、凄く考えさせられているのがゼミ生の期待のコントロールです。他の学生と仲良くなりたいだけ、という学生がいるのと同時に、真面目に勉強したい学生、負担が重いのは嫌だという学生、思い出を作りたい学生、英語を学びたい学生などさまざまな学生が居てくれて、その期待にはできる限り応えたいな、と思っています。

学生にはサークルや部活、バイトなどゼミ以外のさまざまな活動があるため、ゼミに割ける時間はとても限られているところ、全員の希望を叶えるのは、程度にもよりますが、極めて難しい気がしています。全員に、同じことを、同じように提供していると、全員の期待は満たされないでしょう。ではどうするのかといえば、全員に最低限の機会を提供しつつ、さらに別なことに挑戦したい学生にはその先までサポートすること、になります。

僕の基本的な役目は、ゼミで新しいことをやりたいヒト、頑張ってみたいことのあるヒトを、平等にサポートすることだと思っています。こうしたいとか、ああしたいとか、問題あるとか口を出すのも大事ですけど(笑)、言ったからには、自分でやり切れる学生、自分で問題を解決できる学生になってほしいです。僕は、やる気のある学生や問題を見つけて解決したい学生をサポートしたいですね。

来年からは、3年生と4年生の2つのグループができるので、ゼミ生の期待もいろいろと変わりそうな気がします。


Photo taken at LKY School of Public Policy, NUS, in Singapore