講義や研究以外の活動が多かった1週間が終わりました。抜け殻みたいに何も残っていないのですけど、ちょっと書き残しておきたいと思いました。
プレゼンは、教わってもすぐにはうまくならない、ってことだけ改めて書き留めておきます。プレゼンの基本は、ネットでも検索できるでしょうし、本でも読むことができます。でも、大事なのは基本の内容ではなく、それを人前で着実に実践できることです。慣れが要りますし、細かい点がプレゼンとして大きな差を生み出します。英語であれば、なおさらですよね。だって、母国語じゃない言語を使って話すわけで、基本を忠実に守ること自体が難しいからです。
話し方は、予想以上に印象に影響します。どんなに頭が良くても、綺麗に話せなければその頭の良さの半分も理解されません。文章も同じです。内容が素晴らしくても、最後まで読んでもらえないで終わることはたくさんあります。
学生の皆さんの吸収力はとても高くて、ちょっと助言したら、格段にプレゼンがうまくなります。今日、僕はそんな場面に遭遇しました。話す内容がほとんど変わらなくても、話し方をちょっと変えるだけで、あんなにも印象が変わるんですよね。皆のプレゼン、もっともっと良くなるんじゃないかな。
プレゼンの究極は、自分の言葉で自分らしく話すこと。そこに至るまでには、基本に基本を重ねてほしいです。わかった気にならないで、プレゼンの練習を繰り返してくださいね。
就活では、臨機応変さや自然な印象がモノを言います。付け焼刃では勝負できません。
急に10分のプレゼンを5分にしたり、急に英語で話したり、急にアナウンスをしなければならなかったり。いろいろな場面で、プレゼンの練習をすることができます。
最後は、やはり相手を見ること。寝てる人がいたらショックですけど、それは仕方ないです(笑)。メッセージの受け手を具体的にイメージして、話すときにはその人を見る。それだけで、メッセージの伝わり方は格段に変わりますよ。メモを見てもいいですけど、必ず顔を上げて、相手に目線を送りましょう。そうすると自然に、本気で相手に伝えたくなります。何が大事なのかを必然的に考えるようになります。
改めて言いますけど、プレゼンの基本を実行するのは難しいです。
だからこそ、何度も何度も、プレゼンの基本を確かめながら、人前で話す機会を作ってください。きっと、プレゼンが劇的にうまくなりますから。