2017年11月4日土曜日

苦労しないと得られないものは必ずある

今日は、学園祭ですね。ゼミ生の案内で、ある催しを見学しました。とても素晴らしかったです。毎日かはわからないですけど、日々の厳しい練習を重ねて、本番を迎えているんだろうな、と思いました。久しぶりに感動しました。

ゼミでは無駄をすべて排除して、美味しいところだけを1時間半に凝縮しています。それ以外のサブゼミはないですし、予習復習も基本的に求めていません。それは、「楽」かもしれないですし、「お得感満載」かもしれないですね。

ただし、美味しいところだけをつまみ食いしていても、本当に美味しいものにはありつけないです。というか、美味しいことにも気付かないかもしれません。いろいろなチャレンジをして、失敗もして、試行錯誤の先にしか見えない美味しさが必ずあります。たとえば、登山をしないで、チャーター機やヘリで山の上から日の出を見てもいい。美しい景色を見ることができます。でも、それは登山をして見ることのできる景色とはぜんぜん違うものです。苦しんだり、怪我をしたり、そんな試行錯誤の先に見える景色は、おそらくもっと美しいのではないでしょうか。

ゼミ生の皆さんには、ゼミではできない苦労や試行錯誤をどこかで経験して貰いたいです。僕のゼミは、無駄をそぎ落としてしまった結果、重要なプロセスをすっ飛ばしています。それは楽かもしれないし、お得かもしれないですけど、実はお金では買えない価値というか、貴重なプロセスを捨てているんだということに、ぜひ気付いて欲しいと思います。

今日、案内をくれたゼミ生には感謝します。
日々の生活で忘れている価値を思い出させて貰いました。
催しに参加していた学生は皆、とっても輝いていました。僕にはない輝きだと思います。