2017年10月24日火曜日

2018年度のゼミ生の選考結果について(ご報告)

この報告がアップロードされるころには、おそらく、合否の結果が応募された学生に届いていることと思います。合格された方、本当におめでとうございます。残念ながら合格できなかった方については、一緒にゼミで勉強できず、正直とても残念です。

今回は優秀そうな方々が多く、ポテンシャルが高そうな方々ばかりで、悩みました。ただ、ゼミで勉強できないことは、今後まったく関係を絶つというのとは違います。前に話したとおり、今回、僕のゼミに応募してくれた学生とも、何らかの形でご一緒できたらと本気で考えている次第です。ゼミ以外のスキームでご一緒する方法はそんなに多くはないのですが、ゼミの拡大飲み会だったり、就活関連についてセミナー形式の何らかのクローズドイベントを企画してそれにお招きする、そのような措置を考えておりますので、どうかお許しください。

今回の選考では、30名の応募中にプレゼミ生が12名含まれていました。12名の男女比の内訳は、男性が4、女性が8名です。もちろん、プレゼミ生が面接で必ず合格できる保証はないのですが、プレゼミでプレゼンテーションの技法を訓練している関係上、どうしてもプレゼミ生が有利になってしまう面はあろうかと思います。

選考におけるプレゼミ生の取り扱いについては、今後、僕の方でも真剣に検討してみたいです。プレゼミは、成績だけで判断されてしまうので、もともと入りたくても入れない学生もいると思うからです。ゼミの選考がプレゼミ生だと優遇される、そういうわけではないのですが、結果から見ればそのように評価されてしまう現状について、再検討していく所存です。

今回、採用に当たって凄く悩んだのは、僕の講義を1つも取っていない方の取り扱いです。ゼミと講義はぜんぜん別物、というのが一般的なのですが、このブログにも書いているとおり、僕の講義はゼミっぽいテイストを持っています。オープンゼミだけでこのゼミを選びましたという言葉は魅惑的ですが、他方で、僕のゼミにフィットするのかという点で正直悩みに悩みました。

サークルの先輩やゼミ関係者にコンタクトをとった方については、よく頑張ったなと思います。先輩やゼミ関係者から僕に事前に話があった方と、そうでない方がいましたけど、誰かが真剣に推薦してくれるかどうかは、やはり、選考にとって重要だと思います。誰も知り合いがいなくても、個別ガイダンスで知り合ってSNSでやりとりをしていた学生もいました。

最終結果として、若干、女性が多くなっています。プレゼミ生からの採用で女性割合が高いためで、それ以外の影響はありません。できる限り、男女比は等しくする努力をしており、その点はご理解いただければと存じます。

ゼミの選考は終わりましたけど、これは始まりに過ぎないです。ゼミでご一緒できる方も、残念ながらできない方も、僕はさまざまな講義でもお目にかかります。皆さんとの縁は、何らかの形で形にしたいので、今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

そして、合格された皆さん、合格できなかった方々の分まで、ぜひ頑張ってください。現3年生にも言えることですが、合格してしまうと、当然のように怠けてしまう学生もいます。学生生活は短いので、とても勿体ないですよ。貴重な時間ですから、最大限、精一杯自分を磨き上げるのに使ってください。

このたびは、多くの方に応募していただき、本当にどうもありがとうございました。
改めて心よりお礼申し上げます。



2017年10月15日日曜日

ゼミ応募後の待機期間について

2018年度からのゼミに応募していただいた学生の皆様、本当にどうもありがとうございました。募集人数よりも多くの学生に来ていただき、心から嬉しく思います。ゼミに所属する現4年生や現3年生の活躍のおかげでしょうね。そういう意味では、現ゼミ生に深く感謝しています。

じりじりしたり、いらいらしていませんか?おそらく、他のゼミよりも応募から面接までの待機期間が長いので、少し嫌な気持ちになるかもしれません。そう思ってコラムを書くことにしました。今回のスケジュールは、僕の学内での仕事の都合が影響しているので、申し訳なく思っています。本当に申し訳ございません。

面接までの時間は、実は非常に大事です。応募してしまった後ですけど、もう一度自分と向き合って本当にこのゼミに入りたいのかについて、改めて考えることができるからです。嫌になったら、別なゼミの二次募集に回ることもできますし、何より、ゼミに入らないという選択肢もあります。

本当にこのゼミに入りたい、それをどうやって証明するのか。法学部に在籍していると、証明方法などはあまり考えないかもしれませんね。不法行為法の授業や、その他の場所でもよく話すのですけど、目の前のリンゴがどのくらい甘くて美味しいかは、実はこの目の前のリンゴだけ見ていても、食べても分からないんです!糖度計を使って目の前のリンゴの糖度を調べても、糖度の指標がなければ、どのレベルだと甘くて美味しいリンゴなのかわからないでしょう?要するに、他のリンゴと比べて初めて目の前のリンゴの甘さや美味しさは理解できるに過ぎません。

ゼミも同じです。このゼミの良さや特殊性は、他と比べてようやく理解できるはず。他のゼミについてわからないなら、このゼミがよいとか特殊だとかということは分からないのではないか、と僕は思います。分からないならどうするか。簡単に言ってしまえば、調査したり、インタビューすれば良いです。

面接までの時間の中で、ミスマッチがないのか再度ぜひ確認してみてください。その確認の中で、やっぱりこのゼミに入りたいんだと思えるヒトが残ってくれたら率直に嬉しいです。

ちなみに、ゼミの応募と就活のプロセスは非常に似ています。A社がいいからA社しか見ていない、というのは聞こえはよいのですけど、逆に言えば、本気でA社がよいのか考えていないし、評価もしていないことになります。A社の中で活躍されている方々にしてみれば、目の前の学生が同じような観点で同業他社ではなくA社に居たい、A社で働きたいと考えているとしたら、そんな学生と働いてみたいと考えるのはごく自然です。そこまでに至るには、業界を絞ったり、企業を絞るまでに具体的な「生」の情報に触れて、自分で考えてみないと足りません。

僕より優秀な先生や、ゼミ飲みが楽しい先生はきっといます。ゼミ生と仲良くなれるゼミもあるのではないかと思います。僕のゼミは、既存のゼミのアプローチとはぜんぜん違うので、それに魅力を感じられないなら、きっと2年間を無駄にしてしまいます。プロセスも大事にしますが、僕は結果に繋がらないプロセスならば意味はないのでどんどん改善すべきだと考えています。そういう意味で、僕のゼミは常に変わり続けています。最後に、僕はこの世の中で、苦労したヒトが必ず成功できるとは思っていません(苦労した分だけ、そのヒトが成長するとは信じていますが)。

長くなりましたけど、学生の皆さんにとって充実した、そして意味のある待機期間になりますように。



2017年10月1日日曜日

ゼミの応募前に

今週は、ゼミ応募の1週間ですね。僕は待つだけで、あまり考えていませんが、学生の皆さんにとっては大きな1週間かもしれませんね。本当にお疲れ様です。

人生は1回だけで、ゼミも基本は1回だけです。やり直しはできません。だからこそ、行きたいところに入れたらいいなと思います。僕は、応募してくれた方々はたとえ最終的にご一緒できなくても、何かの「縁」だろうなって思い関係を大事にしたいです。

いろいろなゼミのやり方があってよいでしょうし、どのようなやり方のゼミでも、それなりに楽しめるはず。そうだとすれば大事なのは、自分に合うゼミはどこか、どうしてそのゼミが合うのか、そのゼミで何を成し遂げたいのか、そのゼミに自分がどんな点で貢献できるのか、などです。見た目とかではなく、第一印象で勝負、それは意外に大事ですよ。やる気がある学生は、やはり輝いていますからね。僕も、その輝きに負けないようにしたい、そう思って論文を書いたり、講演をしたり、授業をしています。毎日毎日です。

あまりこれまで書いていませんが、僕のゼミでは法律を使って働くっていうことも極限まで追求してみたいです。弁護士でも弁護士じゃなくても、法律を使って活躍できる、そのことを学べたらいいですね。

何名の方が応募してくださっても、心から感謝します。じっくり悩んで、もしよかったら応募してみてください。後悔はさせないゼミをします!


(Photo taken at Yaesu, Tokyo Central Station, Chuo-ku, Tokyo, JAPAN