講義は卒業のため、単位のために仕方なく履修してるってヒトがほとんどですよね。僕も、大学生の頃はそうだったかもしれないです(笑)。でも、講義って成績取るよりも大事なことがある気がします。
講義の内容は、実はおおよそすべて、教科書や参考書を読めば自分で理解できます。法律なんて特にそうで、別に法学部に入らなくても学べます。弁護士よりパラリーガルの方が内容に詳しいことなんてよくありますしね(笑)。資格とか関係なく、誰でもいつでもどこでも勉強できてしまいます。
最近の講義では、法律の分野でも理論なしに実務のお話だけ聞くというライトな講義も増えてきてます。そのような講義では、今起きていることを当事者から聞くので面白いのですが、その反面、当事者から話を聞いているので、バイアスがどうしてもかかっています(笑)。
法学部で講義を履修するのは、単位を得て卒業するためではありますが、端的に言えば、教科書や参考書を読まないで、概要をサクッと、面白く教えて貰えることに尽きます。残りや詳しいところは、自分で勉強すればよい。最低限の内容は、教科書読まなくても理解して貰えるようにするのが講義の役目、だと思います。言い換えれば、時間を買っている、ってことですね。
時間を買っているのに講義に出席しないと、お金だけ損します。単位貰うのってある意味当たり前ですから(笑)。先生だって、単位を落としたくて落としているわけじゃないです。他の学生との比較で、落とさざるを得ないから落としています。
講義時間は、1時間半と確かに長い(笑)。だからこそ、教える側は学生さんが頭を使える内容にしないといけないですね。アメリカ会社法とかの講義では、なかなか難しいのですけど、会社の形態とか考えて貰おうかと思っています。
今年は、アメリカ憲法の受講者が多くて驚いています。トランプ大統領のおかげかもしれないですね。