久しぶりにブログに投稿します。今、青学の海外セミナープログラムで、オーストラリアに来ています。キャンベラで2週間過ごし、数日シドニーで研修する内容です。僕は訳あって、数日だけの参加となりました。
キャンベラでは、オーストラリア国立大学法学部の短期集中コースに参加し、受講証をもらうことができます。最終日には英語でのプレゼンテーションが控えており、全員、英語でプレゼンをすることになります。
プレゼンテーションのコツは、実は、英語でも日本語でも変わりません。英語だと、より直接的に話すことにはなりますが、自己紹介、結論とサマリー、ストラクチャーを話してから中身に入り、最後に結論を言い換える、それで終わりです。基本は変わりません。
キャンベラで学生のプレゼンテーションを拝見していて痛感したのは、基本に忠実であることがどれだけプレゼンにとって重要かということです。感動させるプレゼンには、基本プラス驚きが必要かもしれませんが、基本がなければ感動どころか、聴衆から理解すら得られないのです。話したいこと、本当に伝えたいことをシンプルに整理し、それをストラクチャーに落とし込んでから話す。それが自然にできるまでは、丁寧に基本に忠実に、練習を続けた方がよいと思います。もちろん、僕も基本に忠実でありたいです。
たどたどしい英語でも、一生懸命に基本に忠実に、伝えたいことを伝えようとする姿は、
人の心を打ちます。耳を傾けようと思ってもらえます。ゼミでも就活でも、留学の面接でも同じです。英語の流暢さの前に、やれることをやりましょう。
英語でも法律でもそうですけど、知識があったり、流暢に話せることも大事ですが、もっと重要なのは、「言葉」で人を動かせるかでしょう。同じことを話しても、話す順序や話し方が違えば、結果は異なるかもしれません。交渉だって同じですし、訴訟だってそうだと思います。知識や能力を奢らず、溺れることもなく、基本に忠実でありたいですね。英語も法律の勉強も。